孔令文

七段

【第8回SGW杯中庸戦予選決勝】(黒)孔令文七段 対 青木紳一九段(白)

青木紳一

九段

西村慶二

八段

【第8回SGW杯中庸戦予選準決勝】(黒)西村慶二八段 対 孔令文七段(白)

【第8回SGW杯中庸戦予選1回戦】(黒)孔令文七段 対 武井孝志八段(白)

武井孝志

【第51期碁聖戦予選Ｂ】(黒)孔令文七段 対 上野梨紗三段(白)

上野梨紗

女流棋聖・扇興杯

小林覚

【第64期大和ハウス杯十段戦予選Ｃ】(黒)小林覚九段 対 孔令文七段(白)

白石勇一

【第72期王座戦予選Ｃ】(黒)白石勇一七段 対 孔令文七段(白)

安斎伸彰

【第4回SGW杯中庸戦予選2回戦】(黒)安斎伸彰七段 対 孔令文七段(白)

【第4回SGW杯中庸戦予選1回戦】(黒)孔令文七段 対 高林正宏七段段(白)

【第4回SGW杯中庸戦予選1回戦】(黒)孔令文七段 対 高林正宏七段(白)

高林正宏

<div><img src="https://igo-kifu.com/img/news/20250701_200.jpg" class="img-fluid mt-1" alt="大竹、2月連続上昇TOP 7月の碁力昇降ランキング"></div>
<div>
 2025年6月の対局統計結果をまとめました。6月の碁力スコア上昇トップ3は大竹優七段（+194）、中根大喜初段（+145）、マイケルレドモンド九段（+138）です。
 <h4>スコア上昇ランキング（トップ20）</h4>
 <table class="table-style">
 <tr>
 <th>順位</th>
 <th>棋士名</th>
 <th>スコア変動</th>
 <th>6月初</th>
 <th>6月末</th>
 <th>勝敗</th>
 </tr>
 <tr><td>1</td><td>大竹優 七段</td><td>▲194</td><td>3561</td><td>3755</td><td>勝勝勝勝</td></tr>
 <tr><td>2</td><td>中根大喜 初段</td><td>▲145</td><td>2326</td><td>2471</td><td>勝勝勝勝</td></tr>
 <tr><td>3</td><td>マイケルレドモンド 九段</td><td>▲138</td><td>2540</td><td>2678</td><td>負勝勝</td></tr>
 <tr><td>4</td><td>孔令文 七段</td><td>▲130</td><td>2550</td><td>2680</td><td>負勝勝</td></tr>
 <tr><td>5</td><td>余正麒 八段</td><td>▲120</td><td>4372</td><td>4492</td><td>勝勝勝勝負</td></tr>
 <tr><td>6</td><td>小松大樹 四段</td><td>▲119</td><td>2273</td><td>2392</td><td>負勝勝勝</td></tr>
 <tr><td>7</td><td>伊了 四段</td><td>▲116</td><td>2907</td><td>3023</td><td>勝勝負勝勝</td></tr>
 <tr><td>8</td><td>大西竜平 七段</td><td>▲115</td><td>2940</td><td>3055</td><td>勝勝勝勝</td></tr>
 <tr><td>9</td><td>池本遼太 四段</td><td>▲114</td><td>2388</td><td>2502</td><td>勝勝勝</td></tr>
 <tr><td>10</td><td>潘善琪 八段</td><td>▲112</td><td>2538</td><td>2650</td><td>勝勝勝</td></tr>
 <tr><td>11</td><td>高橋真澄 三段</td><td>▲100</td><td>2234</td><td>2334</td><td>負勝負勝</td></tr>
 <tr><td>12</td><td>竹清勇 五段</td><td>▲96</td><td>2475</td><td>2571</td><td>勝勝勝</td></tr>
 <tr><td>13</td><td>許家元 九段</td><td>▲93</td><td>5357</td><td>5450</td><td>勝勝勝勝負勝勝</td></tr>
 <tr><td>14</td><td>星合志保 四段</td><td>▲88</td><td>2824</td><td>2912</td><td>勝勝負勝勝負</td></tr>
 <tr><td>15</td><td>柳井一真 初段</td><td>▲76</td><td>2281</td><td>2357</td><td>勝勝</td></tr>
 <tr><td>16</td><td>木部夏生 三段</td><td>▲75</td><td>2411</td><td>2486</td><td>勝勝負</td></tr>
 <tr><td>17</td><td>内田修平 八段</td><td>▲72</td><td>2319</td><td>2391</td><td>負勝勝</td></tr>
 <tr><td>18</td><td>田中佑樹 三段</td><td>▲72</td><td>2585</td><td>2657</td><td>勝勝</td></tr>
 <tr><td>19</td><td>首藤瞬 八段</td><td>▲64</td><td>2539</td><td>2603</td><td>負負負勝</td></tr>
 <tr><td>20</td><td>坂井嵩司 三段</td><td>▲63</td><td>2369</td><td>2432</td><td>負勝勝</td></tr>
</table>

 <h4>スコア下降ランキング</h4>
 <table class="table-style">
 <tr>
 <th>順位</th>
 <th>棋士名</th>
 <th>スコア変動</th>
 <th>6月初</th>
 <th>6月末</th>
 <th>勝敗</th>
 </tr>
 <tr><td>1</td><td>福岡航太朗 七段</td><td>▼281</td><td>4105</td><td>3824</td><td>勝負負負負負負勝負</td></tr>
 <tr><td>2</td><td>上野梨紗 女流棋聖</td><td>▼223</td><td>3056</td><td>2833</td><td>勝勝勝負負負負負負</td></tr>
 <tr><td>3</td><td>佐坂志朗 八段</td><td>▼196</td><td>2665</td><td>2469</td><td>勝負負負</td></tr>
 <tr><td>4</td><td>井山裕太 王座・碁聖</td><td>▼185</td><td>5117</td><td>4932</td><td>負勝負負勝</td></tr>
 <tr><td>5</td><td>三浦太郎 四段</td><td>▼151</td><td>3867</td><td>3716</td><td>勝負</td></tr>
 <tr><td>6</td><td>後藤一 二段</td><td>▼149</td><td>2719</td><td>2570</td><td>負負負勝負勝</td></tr>
 <tr><td>7</td><td>向井千瑛 六段</td><td>▼133</td><td>2919</td><td>2786</td><td>勝負負負負勝</td></tr>
 <tr><td>8</td><td>孫喆 七段</td><td>▼113</td><td>3484</td><td>3371</td><td>勝負勝</td></tr>
 <tr><td>9</td><td>山下敬吾 九段</td><td>▼112</td><td>3724</td><td>3612</td><td>勝負負</td></tr>
 <tr><td>10</td><td>久保秀夫 七段</td><td>▼101</td><td>2743</td><td>2642</td><td>負負負</td></tr>
</table>

</div>

2025年6月の対局統計結果をまとめました。5月の碁力スコア上昇トップ3は大竹優七段（+194）、中根大喜初段（+145）、マイケルレドモンド九段（+138）です。

6月の碁力昇降ランキング

大竹、2月連続上昇TOP

<div><img src="/img/news/20240906_1.jpg" class="img-fluid mt-1" style="width:60%" alt="第26回農心杯開幕 井山「目標は優勝」"></div>
<div>
 9月4日、第26回農心辛ラーメン杯と第2回農心白山水杯が、中国吉林省の長白山にある農心会社白山水生産基地で開幕しました。午後には、第26回農心杯および第2回白山水杯の記者会見が行われ、中韓日の代表として俞斌九段、謝爾豪九段、小林光一名誉棋聖、曹薰鉉九段らが出席しました。
 <h4>中韓日三国代表の意気込み</h4>
 日本からは団長の孔令文七段と井山裕太九段が会見に出席し、記者からの質問に答えました。日本代表団の団長である孔令文七段は、会見で「中韓両チームの代表が優勝を目指すと宣言しましたので、井山九段にどう答えればいいか尋ねました。井山九段は『優勝する』と言いました」と、チームの自信を表しました。井山九段も「中国や韓国のチームは非常に強いですが、日本にも実力のある棋士がいます。目標はもちろん優勝です」と語り、決意を示しました。
 <h4>中国、韓国代表のコメント</h4>
 俞斌九段は、「最近10回の農心杯では中韓がそれぞれ5回ずつ優勝していますが、現在韓国チームが4連勝中です。特に申眞諝九段が連勝を続けているため、今年彼に勝てなければ、韓国が5連覇を達成するでしょう」と警戒感を示しました。また、「中国チームとしては序盤戦をしっかり戦い、最後には勝利を目指します」と意気込みを語りました。
 同じく中国代表の謝爾豪九段は、「申眞諝九段を研究し、最終盤で彼にプレッシャーをかけたい」と述べ、優勝を目指す姿勢を見せました。
 申眞諝九段は「韓国チームには大きなプレッシャーがありますが、目標は優勝です。明日最初に出場するチームメイトが勝ってくれることを願っています」と語り、洪旻杓九段も「韓国の目標は優勝のみです」と力強く宣言しました。
</div>
<div><img src="/img/news/20240906_2.jpg" class="img-fluid mt-1" style="width:60%" alt="第26回農心杯開幕 井山「目標は優勝」"></div>

9月4日、第26回農心辛ラーメン杯が、中国吉林省の長白山にある農心白山水の生産基地で開幕しました。井山裕太九段は「中国や韓国のチームは非常に強いですが、日本にも実力のある棋士がいます。目標はもちろん優勝です」と語りました。

第26回農心杯開幕

井山「目標は優勝」

<div><img src="/img/news/20190704/0630.jpg" class="img-fluid mt-4" alt="中国、囲碁最強のわけは　日本棋院・孔令文七段に聞く"></div>
<div class="row news-content mt-4">２０世紀まで長らく囲碁最強国の座を占めてきた日本の影が薄い。今世紀に入り頂点に立った中国に大きく水をあけられている。なぜ中国は強いのか。日本は巻き返せるのか。両国の囲碁事情に通じる日本棋院の孔令文七段に聞いた。</div>
<div class="row news-content mt-4">――「レジャー白書」によると、日本の囲碁人口は２００万人を切りました。中国はどうですか。</div>
<div class="row news-content mt-4">「スポーツ紙など各種調査で３千万～５千万人とされています。現地の熱気を知る立場からするとかけ離れた数字とは思いません」</div>
<div class="row news-content mt-4">――人気のきっかけが１９８４年に始まった日中対抗団体勝ち抜き戦「日中スーパー囲碁」といいます。</div>
<div class="row news-content mt-4">「それまで交流対局だった日本と中国が初めて真剣勝負の対抗戦に臨み、第１回から３回連続で中国が制しました。最強の日本に勝って国中が熱狂しました。主将だった私の父（聶衛平九段）は全部勝って『鉄のゴールキーパー』とたたえられ、中国で最も名誉あるスポーツ賞を受けました」</div>
<div class="row news-content mt-4">――それから囲碁を始める人が爆発的に増えた。</div>
<div class="row news-content mt-4">「子どもの習い事のトップ３に入るでしょう。数千人規模の囲碁教室もあります。上海の免状を発行する大会には毎月１万人以上が応募します。アマチュア棋戦も盛んで、一昨年に優勝賞金１千万円の大会がありました。プロ棋士のライセンスを返上してアマ棋戦で稼ぐ人もいるほどです」</div>
<div class="row news-content mt-4">――プロ棋戦でも世界タイトルの大半を中国が占めています。</div>
<div class="row news-content mt-4">「中国は国内棋戦の日程をずらしてでも世界戦を優先します。全国から男女のトップ棋士、期待の若手合わせて４０人弱を北京に集め、ナショナルチームを編成し、毎日ＡＩを駆使して集団研究しています。チームは毎年改編し、無名棋士がトップクラスに躍り出ることも珍しくありません」</div>
<div class="row news-content mt-4">――中国トップ棋士は１０～２０代。３０代になると引退といわれます。日本トップの井山裕太四冠は３０歳。日本に比べて断然若い。</div>
<div class="row news-content mt-4">「中国は囲碁を芸よりもスポーツととらえ、徹底して勝負にこだわります。勝負事は集中力とか読みの力とかが勝利に結びつきやすい。それが現実でしょう。加えて日本からみると、想像を絶する体力が求められます。２１歳で中国ナンバーワンの柯潔（かけつ）九段は今春、日本や中国をまたにかけて１９日間で１５局打ちました。日本の棋士は多くて月に４、５局。日本と中国とで、まるで違う種目のように対局リズムが異なります」</div>
<div class="row news-content mt-4">――日本が世界のメジャータイトルから遠ざかって１４年。井山さんもなかなか手が届きません。</div>
<div class="row news-content mt-4">「中国には柯九段をはじめ、世界トップクラスが３０人はいる。韓国にも朴廷桓（パクジョンファン）九段という２６歳の天才がいる。井山さんが彼らに劣るとは思えないが、すべてを勝ち抜き頂点に立つのはかなりたいへんです。新たな強敵もどんどん出てくる。年齢的にみても、厳しくなっていくのは間違いない」</div>
<div class="row news-content mt-4">――井山さんに続く若手はどうですか。</div>
<div class="row news-content mt-4">「６月に中国で２番目にレベルが高い団体戦『乙級リーグ』に、芝野虎丸七段ら日本の若手トップ棋士４人が参加し、全員４勝４敗でした。私も同行しましたが、相手の多くは見たことも聞いたこともない棋士でした。中国の無名棋士に日本のトップ棋士が敗れる現実を直視すべきです」</div>
<div class="row news-content mt-4">――日本復権の課題は。</div>
<div class="row news-content mt-4">「近年のＡＩの登場で、囲碁の考え方はものすごいスピードで進化しています。中韓はそれについていっている。日本は追いついていないように映ります。個々の棋士は努力していますが、組織として研究強化し、人材を育てるシステムが確立されていない。１０歳の仲邑菫初段を『英才枠』でプロの世界に迎えたのは間違っていない。ただ、これからが大事です。天才をどう育て、大成させるか。育成選手として彼女を迎えた日本のナショナルチームに期待します」</div>

20世紀まで長らく囲碁最強国の座を占めてきた日本の影が薄い。今世紀に入り頂点に立った中国に大きく水をあけられている。なぜ中国は強いのか。日本は巻き返せるのか。両国の囲碁事情に通じる日本棋院の孔令文七段に聞いた。

孔令文 七段

プロフィール

孔令文七段