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「第10回扇興杯女流最強戦」(協賛:センコーグループホールディングス株式会社)の決勝が、7月13日に滋賀県東近江市の「迎賓庵あけくれ」にて行われました。上野梨紗女流棋聖が、藤沢里菜扇興杯に306手までの激戦の末、黒番5目半勝ちを収め、初の扇興杯優勝を果たしました。
棋譜解説
黒番:上野梨紗女流棋聖
白番:藤沢里菜扇興杯
手数:306手
結果:黒番5目半勝ち
対局日:2025-07-13
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第1譜(1-30手)
黒23手はやや損であり、R18に打つのがより良い手とされています。
この譜では、白が一定の成果を挙げ、やや形勢をリードしています。
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第2譜(31-60手)
黒39手はやや繊細さに欠けており、J17が検討されます。
黒43手も同様に繊細さに欠け、L13がより良い選択とされています。
白46手は好ましくなく、L16が好手です。
白54手はやや損であり、L13が良い手とされます。
この譜では、黒が困難を打開し、局面の主導権を握りました。
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第3譜(61-90手)
黒61手はやや繊細さに欠けており、Q5が検討されます。
白70手は軽微なミスであり、B2が良い選択です。
黒81手は好ましくなく、N15が適切な手です。
白84手は予想を超える妙手で、勝率を一気に11.5%引き上げた鋭い着手でした。
黒89手はやや損であり、H18に打つのが望ましいです。
この譜では、白が激しく戦い、形勢は非常に拮抗しています。
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第4譜(91-120手)
白102手はやや繊細さに欠けており、G13が検討されます。
白108手は驚くべき妙手であり、勝率を8.1%も上昇させた見事な着手でした。
白110手には少し疑問があり、K6がより有利です。
黒111手はやや不満があり、R10が好手です。
黒119手はやや損であり、N7が良い手とされています。
この譜では、白が一定の成果を挙げ、やや形勢をリードしています。
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第5譜(121-150手)
黒133手は好ましくなく、N6に打つのがより良い選択です。
白138手は軽微なミスで、B4が好手です。
黒139手も軽微なミスであり、E18が良い手とされます。
白146手には大きな疑問があり、N3が有効な手と評価されます。
この譜では、黒が困難を打開し、局面の主導権を握りました。
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第6譜(151-182手)
白152手はやや損であり、N3がより有利な手とされます。
黒155手もやや損であり、C18が良い選択です。
黒157手は良い手です。
白164手もやや損であり、N3が望ましい選択です。
黒177手はやや損であり、F17がより有利な手です。
この譜では、形勢は互角です。
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第7譜(181-210手)
白192手は軽微なミスであり、N4が好手とされています。
黒195手には少し疑問があり、N4が良い選択です。
白198手も軽微なミスで、N4が良い手です。
黒199手は考慮不足であり、N4が正着です。
この譜では、白の苦戦が続いています。
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第8譜(211-240手)
白216手はやや損であり、H18に打つのがより良い選択です。
黒217手は非常に疑問のある手であり、F17が正着とされています。
白220手は良い手です。
白236手はやや不満があり、G13が良い手です。
黒237手はやや損であり、F16に打つのがより良い選択とされます。
この譜では、白の苦戦が続いています。
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第9譜(241-270手)
白246手はやや損であり、M19が検討されます。
黒251手にはわずかな疑問があり、M19がより良い選択です。
白254手はやや繊細さに欠けており、C7に打つのがより良いです。
白256手はやや損であり、F7が適切な着手です。
この譜では、白の奮闘も実らず、形勢は苦境に陥りました。
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第10譜(271-306手)
306手までの激戦の末、黒番5目半勝ちとなりました。