第24期女流棋聖戦第3局
2021 年 02 月 08 日掲載
第24期女流棋聖戦三番勝負(日本棋院主催)の第3局が8日、東京都千代田区で行われ、挑戦者の上野愛咲美扇興杯が148手までで、鈴木歩女流棋聖に白番中押し勝ちし、対戦成績2勝1敗で2期ぶりに奪還した。タイトル獲得は通算5期。
第1局で敗れたあと連勝した上野は「第1局の内容がひどすぎたので、あとは楽しんで打とうと考えた。内容はきょうの(第3局)が一番よかった」と笑顔を見せた。
一方、自身初の防衛を逃した鈴木は「力は出し切れたと思うが、愛咲美ちゃんが強かった。自分の力がおよんでいない。また挑戦できる機会があれば頑張りたい」と話した。
対局当日のモーニングルーティンとして、この日も縄跳び777回をこなしてきたという上野。序盤で優位に立つと、そのまま押し切った。
今後については「世界戦に参加できたら上のほう…できれば決勝くらいまで行きたい」と意欲を見せていた。
特設ページ:第24期ドコモ杯女流棋聖挑戦手合三番勝負