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囲碁学習
実戦から学ぶプロの一手 — 桑原樹二段
2025 年 11 月 08 日掲載

【第51期名人戦最終予選】(黒)桑原樹二段 対 関航太郎九段(白)実戦からの一手です。
第145手目、黒番の桑原樹二段が「アキ三角」を打ちました。この一手は、A・Bを両にらみの手筋です。
もし下図のように進行した場合、黒は中央で生きることができ、盤面ではおよそ10目以上のリードとなります。
実戦では白が攻め合いを選択しましたが、結果として黒の桑原二段が混戦を制し、勝利を収めました。
勝利した桑原樹二段は、第51期名人戦最終予選決勝へと進出を果たしました。対戦相手は張豊猷九段で、対局日は11月13日です。もし桑原二段が勝利すれば、史上最年少での名人リーグ入り(17歳2ヵ月)となります。
これまでの最年少記録は芝野虎丸七段の17歳11ヵ月(当時)、その前は井山裕太七段の18歳5ヵ月(当時)でした。