ニュース詳細

優勝賞金4億ウォン(約4,500万円)、準優勝賞金1億ウォンという世界最高水準の賞金を掲げる囲碁大会「新韓銀行 世界棋仙戦」が新たに創設されました。これは毎年開催される世界大会(応氏杯は4年1度)の中で最も高額な賞金を誇り、「棋仙」すなわち囲碁の仙人を決める大会です。
創設を支えた三者の協力
ソウル市中区の毎経メディアグループで行われた調印式には、申玉東新韓金融グループ会長、張大煥毎経メディアグループ会長、鄭泰順韓国棋院副総裁が出席しました。三者は調印を通じて、世界における韓国囲碁の成長と発展を後押しし、囲碁が世界的に愛される存在としての地位を高めるため協力していくことを約束しました。

大会日程
「新韓銀行 世界棋仙戦」は新韓銀行が後援し、毎経メディアグループが主催、韓国棋院が運営します。大会は2025年12月に本戦32強から準決勝までを実施し、2026年前半に決勝が行われ初代チャンピオンが決まります。すべての対局は放送を務める囲碁TVを通じて生中継される予定です。
囲碁の世界化に貢献
「新韓銀行 世界棋仙戦」は韓国・中国・日本・中華台北に加え、ベトナムの棋士にも本戦出場の機会を提供し、ベトナム囲碁界の成長を支援する予定です。
申玉東会長は「映画『勝負』や書籍『先に来た未来』から囲碁と経営の洞察を得て、今回の大会支援を決意しました。この大会がAI時代と重なり、囲碁ファンに新しい感動と楽しみを届ける契機になることを願います」と述べました。
張大煥会長は「毎経メディアグループは1995年以来、GSカルテックスとともに韓国最大規模の賞金大会を30年間開催してきました。この大会が今後30年以上続き、韓国はもちろん世界囲碁の発展に貢献することを望みます」と語りました。
鄭泰順副総裁は「今回の大会を契機に世界的に囲碁の中興の時代が訪れると信じています。今後も囲碁界とともに、毎経メディアグループ、新韓金融グループの発展を祈念します」と感謝の言葉を述べました。