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第50期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ(朝日新聞社主催)は7月14日に注目の一局が行われました。余正麒八段が、井山裕太王座に238手まで、白番中押し勝ちを収めました。井山王座はリーグ成績6勝1敗となり、挑戦権決定は21日の最終戦に持ち越しとなりました。
棋譜解説
黒番:井山裕太王座
白番:余正麒八段
手数:238手
結果:白番中押し勝ち
対局日:2025-07-14
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第1譜(1-30手)
白26手はやや繊細さに欠けており、K3に打つのがより良い選択とされています。
この譜では、形勢は両分けです。
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第2譜(31-60手)
白34手はやや損であり、K16がより良い手とされています。
白42手は軽微な損で、F15が適切な着手です。
白54手は小さなミスで、C19に打つのがより有利です。
黒57手はやや繊細さに欠けており、J17に打つのが望ましいです。
この譜では、黒が一定の成果を挙げ、やや形勢をリードしています。
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第3譜(61-90手)
白70手はやや損であり、E12がより良い手とされています。
黒83手もやや損で、C8が適切な着点です。
白84手には少し不満があり、H19が良い選択です。
白86手もやや損で、H19が検討されます。
この譜では、白の苦戦が続いています。
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第4譜(91-120手)
黒91手には少し疑問があり、D7がより良い選択です。
黒93手は軽微な損であり、N13が良い手とされています。
黒109手にはやや疑問があり、L11に打つほうが有利です。
黒115手はやや損で、K7が選択肢として考えられます。
この譜では、白が困難を打開し、局面の主導権を握りました。
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黒109手の変化図
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第5譜(121-150手)
黒121手はやや損であり、C12が良い手とされています。
白132手は好ましくなく、A13が適切な選択です。
白136手には少し不満があり、E7に打つのが有利です。
黒143手はやや損であり、H12がより良い手とされています。
この譜では、黒の苦戦が続いています。
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第6譜(151-182手)
白164手はやや損であり、J3がより良い選択です。
黒165手もやや損で、E6に打つのが適切です。
黒173手は良い手です。
黒175手はやや不満があり、O3が良い手とされています。
白178手はやや繊細さに欠けており、L3がより良い着手です。
この譜では、黒の苦戦が続いています。
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第7譜(181-210手)
黒189手は非常に良くなく、K5が正着とされています。
白204手は小さなミスであり、K8が良い手です。
白208手はやや繊細さに欠けており、J6に打つのが適切です。
黒209手も軽微なミスであり、O11が好手とされています。
この譜では、黒の奮闘も実らず、形勢は苦境に陥りました。
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第8譜(211-238手)
黒227手は目に見えるミスであり、F10に打てば危機を回避できたとされています。
白228手は考慮不足であり、E1がより良い選択です。
白230手は非常に疑問があり、O16が有効な手です。
黒231手も非常に疑問のある一手であり、O15が適切な着手とされています。
238手まで、白番中押し勝ちで終局となります。