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第50期名人戦リーグ
芝野が関に半目勝ち、名人挑戦の可能性を残した
2025 年 07 月 07 日掲載

第50期名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は7日、芝野虎丸十段が関航太郎九段と対局し、黒番272手までの半目勝ちを収めました。これにより芝野十段は通算5勝2敗とし、名人挑戦の可能性を残しました。
現在、井山裕太王座が6戦全勝で単独首位に立っており、6勝2敗の福岡航太朗七段、5勝2敗の芝野十段と5勝2敗の許家元九段がその後を追う展開です。
井山王座は残り2局のうち1勝すれば挑戦権を確定させますが、仮に連敗となった場合は、最終成績が6勝2敗で並んだ棋士の中からリーグ序列上位者がプレーオフ出場の権利を得ます。前名人である芝野十段は序列1位のため、最終局で勝利すれば他の6勝2敗の棋士より優先されてプレーオフ進出となります。
21日に一斉対局
最終戦は、7月21日に一斉対局が行われます(福岡七段はすでに全対局を終了)。芝野十段は村川大介九段(1勝5敗で陥落)と対戦予定です。同じく5勝2敗の許家元九段は、山下敬吾九段(1勝6敗で陥落)と対局。一方、首位の井山王座は14日に余正麒八段(3勝3敗)と対局し、最終局では広瀬優一七段(2勝4敗)と対戦することになっています。