棋譜解説
2025 年 03 月 27 日掲載

「第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦」第2ラウンドが、3月27日にBaduk TVスタジオで打たれました。中国の党毅飛九段は圧倒的な実力を発揮し、日本の福岡航太朗七段を破りました。
棋譜解説
黒番:党毅飛九段
白番:福岡航太朗七段
手数:207
結果:黒番中押し勝ち
対局日:2025-03-27
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第1譜(1-30手)
本譜では、双方ともに明確な問題手はなく、完璧な進行。
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第2譜(31-60手)
白38手はやや疑問手であり、P4に打つほうが有利だった。実戦の白38手に対して、P4に打つことで白の勝率が58.5%に上昇し、実戦より29.1%高くなる。
白56手も精度を欠き、D12のほうがよい。
黒59手はやや損で、E6の手が考えられる。
白60手も精度を欠き、J2がより適切だった。
本譜では、黒が戦いに成功し、形勢は黒に大きく傾いた。
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第3譜(61-90手)
黒61手はやや精度を欠き、E6が適切だった。
白62手も疑問手で、J2がよい。
白70手はやや損で、H5のほうが望ましい。
黒83手は小さなミスで、Q5がよい選択だった。
この局面では黒がはっきりと優勢。
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第4譜(91-120手)
白106手はやや疑問手で、Q18が適切。
黒117手はやや問題があり、L13の手がよい。
本譜では黒の優勢が確実。
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第5譜(121-150手)
両方に明らかな問題手はなく、完璧な進行。
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第6譜(151-180手)
両方に明らかな問題手はなく、完璧な進行。
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第7譜(181-207)
両方に明らかな問題手はなく、完璧な進行。
他の対局の結果:
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(勝)許嘉陽九段 対 朴廷桓九段(負)
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(勝)申真諝九段 対 許皓鋐九段(負)
関連棋譜:
【第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦第2R】(黒)党毅飛九段 対 福岡航太朗七段(白)