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第33期竜星戦決勝
史上初の16連勝、全勝で竜星戦制覇

2024 年 12 月 24 日掲載

第15回春蘭杯世界囲碁選手権3回戦 芝野が準決勝進出

第33期竜星戦決勝が行われ、福岡航太朗七段が井山裕太九段を破り、自身初のタイトルを獲得しました。福岡七段は今期の竜星戦に予選から出場し、破竹の勢いで勝ち進みました。予選から本戦ブロック、そして決勝トーナメントに至るまで、無敗の16連勝でタイトルに輝くという前人未到の記録を打ち立てました。

記録尽くしの快挙

本戦ブロックでの11連勝は、過去に河野臨六段(第12期)や許家元四段(第27期)が達成していますが、優勝決定トーナメントでの敗北によりタイトル獲得には至りませんでした。一方、福岡七段は予選からの通算16連勝で棋戦優勝を果たし、まさに空前絶後の記録を達成しました。福岡七段は「最後まで行けたらと思っていましたが、実際に達成できたのは驚きです」と語りました。

井山竜星を破り堂々の戴冠

決勝の相手は、多くのタイトルを保持する日本囲碁界の第一人者・井山裕太九段でした。格上の強敵を相手に福岡七段は果敢な攻めを見せ、終始ペースを握りました。最終盤でも冷静な読みを貫き、勝利を収めました。「タイトルホルダーと戦えるのは目標の一つでしたが、まさか優勝までできるとは思いませんでした」。

第15回春蘭杯世界囲碁選手権3回戦 芝野が準決勝進出

関連棋譜:

【第33期竜星戦決勝戦】(黒)井山裕太竜星 対 福岡航太朗七段(白)