第7回呉清源杯決勝解説
2024 年 11 月 30 日掲載
「第7回呉清源杯世界女子囲碁選手権」決勝三番勝負第1局が行われた11月29日、中国囲棋協会は試合のライブ配信を実施しました。解説は王鹭三段と戦鹰二段が担当し、ゲストには謝依旻七段や呉依銘六段が登場し、棋局の詳細な解説やファンとの交流が繰り広げられました。
上野姉妹の棋風
配信中、謝依旻七段は上野愛咲美五段と妹の上野梨紗三段の棋風について紹介しました。姉の愛咲美五段は相手を圧倒的な力で打ち負かす「ハンマー」のような戦法を得意とし、一方で妹の梨紗三段は攻めによる利得を重視するスタイルだと説明しました。
「1116題」に挑む努力家
謝七段は上野五段の日々の努力についてエピソードを披露しました。上野五段は毎日数百題もの詰碁を解く習慣を持っているそうです。さらに、謝七段の誕生日が11月16日であると聞いた上野五段が「その日に1116題の詰碁に挑戦したい」と語ったエピソードを紹介し、戦鹰二段を驚かせました。
解説を務めた戦鹰二段も、上野五段の成功の裏には日々の地道な努力があると強調しました。彼女の結果は単なる才能ではなく、継続的な努力によって築かれたものだとし、多くの視聴者に感銘を与えました。