第26回農心杯第2局
2024 年 09 月 06 日掲載
9月6日、広瀬優一七段が第26回農心辛ラーメン杯第2局で中国の柯潔九段と対戦しましたが、126手で白番中押し負けとなり、初戦で敗退しました。試合は中国吉林省延吉市の農心白山水工場に設けられた特設対局場で行われました。
強敵柯潔九段に苦戦
広瀬七段は、日本代表として初戦に臨みましたが、序盤から中国のトップ棋士である柯潔九段の鋭い攻めに苦戦しました。特に左辺での戦いでは、柯潔九段が有利な形勢を築き、その後も広瀬七段は劣勢を覆すことができませんでした。広瀬七段は右下で反撃を試みましたが、柯潔九段の正確な手により押し返され、形勢を逆転させることなく敗北を喫しました。
次戦の登場者は韓国の金明訓九段
9月7日には韓国代表の金明訓九段が登場し、柯潔九段と対戦します。金明訓九段はこれまでの対戦で柯潔九段に対して勝利を収めておらず、厳しい戦いが予想されます。
農心辛杯の概要
農心辛ラーメン杯は、韓国棋院が主催し、農心が後援する国際囲碁大会で、優勝賞金は5億ウォン(約5000万円)です。さらに本戦で3連勝すると、1000万ウォン(約100万円)の連勝賞金が与えられ、3連勝以降も1勝ごとに追加で1000万ウォンが支給されます。対局は各自1時間の持ち時間と、1回の60秒の秒読みで進行します。