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第2回衢州爛柯杯決勝3番勝負第1局
申が先勝

2024 年 08 月 20 日掲載

第2回衢州爛柯杯決勝3番勝負第1局 申が先勝

8月19日、第2回衢州爛柯杯決勝3番勝負第1局が浙江省衢州市の国際囲碁文化交流センターで行われました。韓国の申真谞九段は、白番で180手を打ち切り、中国の辜梓豪九段を中押しで破り、先勝を取りました。

両者、決勝戦への道

辜梓豪九段は今大会では古灵益八段、上野爱咲美五段、朴廷桓九段、井山裕太九段を次々と破って決勝に進出しました。一方、申真谞九段も赵晨宇九段、张涛七段、杨鼎新九段、丁浩九段に勝利しました。前回の衢州烂柯杯決勝で申真谞九段を2勝1敗で、両者は再び決勝の舞台で顔を合わせることになりました。

第1局の展開

序盤から辜梓豪九段の効率がやや低く、劣勢を強いられました。特に、129手目の右上の一間飛びでの攻防では、角を狙うチャンスを逃してしまいました。

第2回衢州爛柯杯決勝3番勝負第1局 申が先勝

その後、辜九段が右上角の白の死活で誤算が生じ、形勢が厳しくなりましたが、131手と133手の攻めが甘く、劫争の負担が重くなりました。下方の劫材で辜梓豪九段が劫争を消したものの、申九段は冷静に対応しつつ、一気に攻め立てて最終的に大石を仕留める形で勝利を手にしました。

関連棋譜:

【第2回爛柯杯決勝三番勝負第1局】(黒)辜梓豪九段 対 申真諝九段(白)