第27期ドコモ杯女流棋聖戦
2024 年 02 月 06 日掲載
囲碁界最年少タイトル保持者の仲邑菫女流棋聖(14)の初防衛か、挑戦者の上野梨紗二段(17)が初タイトルを獲得するか。囲碁の第27期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合3番勝負第3局が5日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で打たれた。午後1時から上野の黒番で、初手から1手30秒、1分単位で合計10回の考慮時間がある早碁戦で始まった対局は、黒番の上野が序盤で優位に立つとそのまま押し切っての中押し勝ち。対戦成績2勝1敗で、うれしい初タイトル獲得を果たした。
姉の上野愛咲美女流名人(女流立葵杯=22)も現役タイトル保持者であり、姉妹でタイトル保持者となった。囲碁界では、1986年(昭61)8~11月に妹の楠光子女流本因坊と、姉の杉内寿子女流鶴聖が保持して以来、38年ぶりの記録となる。
来月で韓国に移籍する仲邑の国内最初で最後の防衛はならなかった。
特設ページ: 第27期ドコモ杯女流棋聖挑戦手合三番勝負