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第46期碁聖戦第5局
井山が碁聖奪取、4期ぶり通算7期

2021 年 08 月 30 日掲載

第46期碁聖戦第5局 井山が碁聖奪取、4期ぶり通算7期

第46期碁聖戦五番勝負(新聞囲碁連盟主催)第5局が29日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、挑戦者の井山裕太九段が一力遼碁聖に180手で白番中押し勝ちし、3勝2敗でタイトルを奪取した。碁聖獲得は4期ぶり通算7期で、本因坊、棋聖、名人と合わせて4冠となった。

終局後の記者会見で、井山が「1日制のタイトル戦でいい結果を出せていなかったのでうれしく思う。これを世界戦にもつなげていけるようにしたい」と語った。また、若い世代とのタイトル戦が続いていることについて、「厳しいシリーズが続いているが、自分のベストを尽くせばチャンスがあることを証明できた」と話した。

一方、防衛を果たせなかった一力は終局後、「精いっぱいやった結果なのでしょうがない。来期ここに戻ってこられるように頑張りたい」と語った。