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日本棋院広島県本部創立40周年記念イベント
仲邑菫初段「強かったです」

2019 年 08 月 25 日掲載

日本棋院広島県本部創立40周年記念イベント 仲邑菫初段「強かったです」

史上最年少プロ・仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)が25日、広島・広島市の中国新聞ホールで開催された「日本棋院広島県本部創立40周年記念イベント」で、藤沢里菜女流4冠(20)と記念公開対局を行い、藤沢4冠が187手までで中押し勝ちした。

序盤は仲邑初段が積極的に攻め、押す場面も。見守った約300人からは健闘をたたえる拍手が湧いた。終盤、藤沢4冠に現役女流最強の底力を見せつけられ、突き放された。終局後の会見で仲邑初段は「憧れの藤沢先生とできてうれしかった。強かったです」と照れ笑いを浮かべた。

藤沢4冠は「10歳なのに、集中力とか、形勢判断力とか碁盤全体を見ている。数年後と言わず、数か月後に(タイトル戦が)あるかもしれないなという勝負強さがありました」と、小学生プロ棋士をたたえた。

解説には、父の仲邑信也九段(46)も登場。自宅では「よくしゃべる」と明かし、父娘で対局もしていると語った。