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第23期女流棋聖戦
史上最年少での本戦入り
2019 年 08 月 05 日掲載

史上最年少棋士・仲邑菫初段(10)が5日、名古屋市の日本棋院中部総本部で行われた第23期女流棋聖戦予選で金賢貞(きむ・ひょんじょん)四段(40)に120手で白番中押し勝ちし、史上最年少での本戦入りを決めた。
局後は緊張と恐縮からか、言葉は出て来ず。「うれしい。(本戦も)頑張ります」とつぶやいた。現在10歳5か月。2012年、当時13歳8か月で女流本因坊戦の本戦入りをした藤沢里菜女流3冠(20)の記録を7年ぶりに3歳分も塗り替えた。囲碁界において、本戦入りは一流棋士の証しとされる。
公式戦では初の遠征対局。取材後、日本棋院広報を通じ「今日、勝って良かった。点数で言うと70点」とコメントを寄せつつ「お昼は(大阪の)家でお母さんの手作りチンジャオロースーを食べてきた。今はおなかがすいてる。帰りの新幹線ではお弁当の天むすを食べたい」と“初リップサービス”を披露していた。