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女流立葵杯3連覇
藤沢が防衛

2019 年 06 月 16 日掲載

女流立葵杯3連覇 藤沢が防衛

囲碁の第六期会津中央病院・女流立葵杯の挑戦手合三番勝負第二局は十六日、会津若松市東山温泉の今昔亭で打たれ、郡山市ゆかりの藤沢里菜女流立葵杯(20)=女流三冠=が挑戦者の上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(17)に勝利、通算二連勝で三連覇を達成した。

藤沢女流立葵杯は女流棋戦、一般棋戦を通じて令和となって初の囲碁タイトル獲得者となった。女流立葵杯での戴冠は前身の「会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦」での優勝を含め四度目。通算獲得女流タイトルは十一期となった。

第二局も午前九時に立会人の淡路修三・九段が対局開始を告げた。日本棋院の宮崎龍太郎常務理事、温知会の村松稔副理事長、県囲碁連盟の斎藤耕一郎常任幹事が冒頭を観戦した。序盤から長考が続く難解な局面に突入したが、終盤のコウ争い以降、藤沢女流立葵杯が冷静にヨセを制し、午後四時四十六分、二百十一手で黒番中押し勝ちした。

就位式で日本棋院の小林覚理事長が藤沢女流立葵杯に允許(いんきょ)状を手渡した。温知会と福島民報社が両対局者に賞品や記念品などを贈った。