2019 年 04 月 04 日掲載
平成最後のリーグを制し、新時代最初の挑戦者となるのは誰か。第74期のリーグ最終戦は4月5日(金)、トップ棋士8人が東京本院に集結し、一斉に対局します。
最終戦のカードは次の通りになっています。※名前の左はリーグ順位
1.山下敬吾九段(3勝3敗)対 5.羽根直樹九段(5勝1敗)
2.黄翊祖八段(1勝5敗)対 3.芝野虎丸七段(4勝2敗)
3.余正麒八段(3勝3敗)対 5.安斎伸彰七段(6敗)
5.河野臨九段(4勝2敗)対 5.一力遼八段(4勝2敗)
羽根九段が首位に立ち、芝野七段、河野九段、一力八段が追う展開です。 この4人に本因坊文裕(井山裕太九段)への挑戦の可能性があります。
羽根九段は、山下九段に勝てば挑戦決定です。しかし、敗れると、河野-一力戦の勝者とのプレーオフ、または芝野七段も加わった3者プレーオフとなります。残留争いについては、羽根九段がプレーオフ進出以上を決め、黄八段と安斎七段の陥落が決まっているほかは、すべて最終戦の結果によります。山下九段は他の対局の結果に関係なく、勝てば残留、敗れれば陥落。余八段は勝利して勝ち越しても、他の対局の結果いかんで陥落がありうる状況です。
挑戦のかかる羽根九段と、残留をかけた山下九段の四天王対決の行方は?挑戦、残留、陥落、すべての命運が紙一重の河野九段と一力八段の決戦はどうなるか?芝野七段、7大タイトル初挑戦への夢はつながるか。余八段に運命の女神は、ほほ笑むか。黄八段の意地の1勝、安斎七段のリーグ初勝利はなるか。
日本棋院で大盤解説会を行います。
挑戦のかかる山下・羽根戦を中心に全4局を解説します。
◆日時:4月5日(金) 午後6時~
◆場所:日本棋院東京本院2階大ホール(東京都千代田区五番町7の2)
※入場無料※ 第74期本因坊戦の扇子や、囲碁書籍のプレゼントコーナーもあります。
大激戦必至のリーグ最終戦を大盤解説会で体感してください。