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新執行部体制
日本棋院新理事長に高尾紳路九段が就任
2026 年 06 月 23 日掲載

日本棋院は6月23日、新理事長に高尾紳路九段が就任したと発表しました。任期は2年間です。

高尾九段は5月に行われた棋士会選挙に立候補し、現職だった武宮陽光六段を僅差で破って当選しました。その後、理事会および評議員会で承認され、正式に新理事長に就任しました。

直面する厳しい経営環境

日本棋院は近年、囲碁人口の減少や事業収入の伸び悩みなどを背景に、厳しい経営状況が続いています。

外部有識者を交えた「経営改革委員会」は2025年10月、「2029年ごろには安全な運転資金の確保が困難になる可能性がある」と指摘し、抜本的な改革の必要性を提言しました。

これを受けて前理事長の武宮六段は、棋士給与の削減や年金制度の清算を進めるとともに、老朽化が進む東京・市ケ谷の本院会館ビルについても売却・移転の検討を行ってきました。

高尾新理事長には、こうした課題への対応と、日本棋院の持続的な運営体制の構築が求められています。

新執行部の常務理事体制

新体制では、各分野を担当する常務理事も決定しました。

宮沢吾朗九段(コンテンツ事業部担当)

石田篤司九段(関西総本部担当)

蘇耀国九段(総務部担当)

奥村靖七段(中部総本部担当)

大橋拓文七段(事業部・海外室担当)

関達也四段(普及部担当)

長島梢恵三段(棋戦部・営業広報部担当)

財政基盤の強化、囲碁ファン層の拡大、デジタルコンテンツの活用、若年層への普及活動など、多くの課題が山積しています。囲碁界を代表する棋士として長年活躍してきた高尾九段が、経営者としてどのような改革を進めていくのか、その手腕に注目が集まっています。