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碁聖戦予選で白星
溝上大介初段、プロ初勝利
2026 年 03 月 06 日掲載

2026年3月6日、第52期碁聖戦予選Cで有村比呂司九段と溝上大介初段が対局し、溝上初段が白番中押し勝ちを収めました。溝上初段にとって、入段以来の公式戦初勝利となります。
囲碁一家で育った新鋭
溝上初段は茨城県守谷市の出身で、囲碁棋士である両親の影響を受け、5歳の頃から囲碁を始めました。近隣の囲碁教室に通った後、県外の道場にも通うなど、幼い頃から囲碁に親しんできました。
小学生時代には全国大会小学生の部の茨城県予選で優勝し、県代表として出場した経験もあります。当時を振り返り「とても嬉しかった」と語っています。
その後、本人の希望で小学5年生から日本棋院の院生研修に参加しました。当時は少年野球チームにも所属しており、囲碁と野球の両方に打ち込んでいましたが、「囲碁棋士になりたい」と打ち明けた際には、両親も驚いたといいます。院生研修ではそれまでとは異なる緊張感の中で対局を重ね、棋士になることの厳しさを実感しました。
15歳で難関の棋士採用試験を突破
2025年、15歳の時に棋士採用試験に挑戦しました。棋士採用試験は全国で年間わずか5人しか合格できない狭き門です。
溝上初段は当時「今回だめだったら棋士は諦めよう」と考えていたといいます。しかし、その気持ちがかえって良い方向に働き、リラックスして対局に臨むことができました。結果として見事合格を果たし、プロ棋士の道を歩み始めました。
今後の目標については「必ずタイトルを獲るので、応援よろしくお願いします!」と力強く語りました。将来、棋士である両親との“親子対決”が実現する日にも期待が高まります。
関連棋譜:
【第52期碁聖戦予選C】(黒)有村比呂司九段 対 溝上大介初段(白)