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中部総本部最年少プロ
篠田優也初段がデビュー戦勝利
2026 年 02 月 22 日掲載

2月19日、第52期碁聖戦予選Cで奥村英夫八段と新初段の篠田優也初段が対局しました。本局は篠田初段のプロデビュー戦となりました。篠田初段が白番4.5目勝ちを収め、鮮やかな船出を飾りました。
中部総本部最年少プロ
岐阜市立長良中学2年の篠田優也(14)さんは、昨年、日本棋院中部総本部(名古屋市)で行われた棋士採用試験で1位となり、プロ入りを内定しました。中部総本部所属の現役プロ棋士では最年少となります。自身の強みについては「誰よりも囲碁を楽しんでいること」と語っています。
3歳で囲碁に出会う
篠田初段は札幌市生まれ。3歳のときに子ども向け囲碁パズル「よんろのご」に夢中になり、4歳で自宅近くの囲碁教室に通い始めました。めきめきと実力を伸ばし、6歳で全国大会優勝を果たします。
両親の実家が岐阜県にあり、帰省のたびに中部総本部所属棋士から指導を受けていました。小学3年生からプロ試験に挑戦を始め、小学4年で岐阜市へ転居。院生として本格的にプロを目指しました。
苦しさを乗り越えた6度目の挑戦
中部総本部からのプロ入りは狭き門で、なかなか結果が出ませんでした。「本気の対局で勝てないのは苦しかった」と振り返ります。
転機となったのは昨年7月に出場した若手プロと院生が対局する「イベロ・ジャパン杯」。結果は2勝2敗でしたが、「勝ち負けに固執せず、楽しんで冷静に打てば結果はついてくる」と手応えを得ました。
その後の棋士採用試験では13勝1敗で首位に立ち、小学3年から数えて6度目の挑戦で、ついに難関を突破しました。
母校から祝福
篠田初段が卒業した岐阜市立長良西小学校でプロ内定を祝う会が開かれ、全校児童約600人がエールを送りました。
囲碁を「誰よりも楽しむ」14歳の新星が、プロの舞台でどのような活躍を見せるのか、今後が大いに注目されます。