第5回「呉清源杯」世界女子囲碁大会が初めて「中国作家囲碁招待戦」が実施されました。作家と囲碁名人がペアを組む形式で対局が行われるほか、大会期間中には作家のフィールドワークや地元の文史専門家との座談会も開催されました。このような文化イベントを通じて、大会は試合にとどまらず、囲碁文化を世界に発信する場となりました。

囲碁文化普及活動

大会期間中、囲碁文化の普及を目的とした多彩なイベントも行われました。囲碁名人が文化館や図書館で解説会を行ったり、小中学校で指導対局を実施したり、さらには銀行での囲碁名人との交流会も開催されました。これらの取り組みは、世界的な囲碁大会の知名度と影響力を活かし、囲碁文化のさらなる広がりに貢献しました。

「呉清源杯」大会や国手による囲碁指導活動などの影響力により、福州では囲碁への関心が急速に高まりました。福州の囲碁人口は数千人から数万人へ急増し、現在も成長を続けています。

第5回「呉清源杯」が、2022年7月30日から8月1日にかけてオンラインプラットフォーム上で本戦を行い、11月30日から12月4日には福州の呉清源囲碁会館で決勝戦が打たれました。最終的に、韓国の呉侑珍六段が中国の王晨星五段を破り、初優勝しました。