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碁の記憶--第3回「呉清源杯」
コロナ禍
2024 年 12 月 03 日掲載
碁の記憶-第3回「呉清源杯」 コロナ禍

2020年、「第3回呉清源杯」世界女子囲碁選手権が中国・福州長楽で開催しました。特に今回の優勝トロフィーは、黒檀木と黄楊木で制作された対局する2人の女性をモチーフにしています。黒い檀木の台座とともに、伝統的な囲碁文化と繊細な木彫技術が融合する洗練されたデザインです。

中国、日本、韓国など7つの国と地域から24名のトップ女子囲碁棋士が参加しました。

碁の記憶-第3回「呉清源杯」 コロナ禍

オンラインとオフラインを融合

コロナ禍の影響を受けて、中国以外の国や地域でオンライン対局を行い、中国棋士が福州で直接対局する「オンラインとオフラインの融合形式」が採用されました。

碁の記憶-第3回「呉清源杯」 コロナ禍

さらに、試合のライブ配信には初めて5G技術が使用され、鮮明な映像と高速なデータ伝送が実現されました。

碁の記憶-第3回「呉清源杯」 コロナ禍

中国がベスト4を独占

中国棋士の活躍が際立ちました。準決勝に進出した4名全員が中国代表となり、最終的に決勝戦は周泓余六段と於之瑩六段による三番勝負で争われました。最後に、2000年代生まれの周泓余六段が初の「呉清源杯」優勝を果たしました。

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