碁の記憶--第2回「呉清源杯」
2024 年 12 月 02 日掲載
「呉清源杯」の開催を契機に、福州では囲碁文化が急速に広がりました。少年少女の囲碁学習者が急増し、福州市では棋聖・呉清源の功績を記念する「呉清源記念園」が完成。さらに、青少年囲碁交流戦や囲碁ファンによる歌謡フラッシュモブイベントが行われ、茉莉女子囲碁サロンが結成されるなど、囲碁が福州の新たな文化的アイコンとして定着しました。
第2回大会には、中国7名、中国台北2名、韓国6名、日本5名、欧米から8名の選手が参戦。
日本代表: 謝依旻六段、藤沢里菜四段、万波奈穂四段、上野愛咲美二段、牛栄子二段
中国代表: 於之瑩六段、芮逎偉九段、王晨星五段、李赫五段、高星四段、王爽五段、陸敏全五段
韓国代表: 金彩瑛四段、崔精九段、呉侑珍六段、呉政娥三段、曹承亜二段、金恵敏八段
欧米代表: 北米から豊雲九段、李晨碩初段、殷明明初段、蘇格平初段。ヨーロッパからはロシアのナタリア・コワレワ五段、ディナ・ブルダコワ六段、フランスのアリアナ・ウジエ三段、ハンガリーのリタ・ポジョイ六段が出場しました。
崔精九段が優勝
三番勝負の決勝戦では、中国の王晨星五段と韓国の崔精九段が対戦。崔精九段が2連勝で王晨星五段を下し、初の「呉清源杯」優勝を果たしました。
中日女子超新星対決
同時開催された「中日女子超新星招待戦」では、中国の若手棋士・呉依銘二段が日本の仲邑堇初段を2連勝で破り優勝。呉依銘二段は第3回「呉清源杯」への出場資格を得ました。