第49期名人戦第2局
2024 年 09 月 05 日掲載
第49期名人戦挑戦手合七番勝負の第2局が9月5日、宮崎県高原町「極楽温泉匠の宿」で行われました。芝野虎丸名人と一力遼棋聖の対局は、4日から始まった2日制の対局となり、5日午後7時12分、292手で一力棋聖が1目半の白番勝ちを収めました。
熱戦の末、一力棋聖が勝利
対局は両者ともに細かい形勢判断と巧妙な手順で進み、終局まで緊張感のある戦いが続きました。最終的に一力棋聖が芝野名人に1目半差で勝利し、これで名人戦七番勝負を2勝とリードしました。次の第3局は9月17日、18日に三重県鳥羽市「戸田家」で行われる予定であり、一力棋聖が3連勝を達成するのか、それとも芝野名人が反撃に出るかが注目されます。
一力棋聖、名人戦奪取に向けて前進
一力棋聖は、3年前の第46期名人戦でも名人位に挑戦し、井山裕太名人(当時)をあと一歩まで追い詰めながら、惜しくも連敗して奪取に至りませんでした。今回は、そのリベンジを果たすべく、挑戦手合いでの優勢を維持しています。