ファンとの交流と囲碁の普及
2024 年 07 月 21 日掲載
7月20日、東京・市ケ谷の日本棋院東京本院で、日本棋院創立100周年を記念する「浴衣囲碁まつり2024in東京」が開催されました。このイベントは、昨年のプレ100周年イベントに続く、ファンとの交流と囲碁の普及を目的としたものです。今年は、将棋界から武富札衣女流初段と脇田菜々子女流初段も参加し、参加棋士30人は浴衣姿で登場しました。
イベントは俊英トーナメントから始まりました。福岡航太朗五段と酒井佑規五段の対戦では、酒井五段が勝利し、その後、タイトル獲得経験者の許家元九段に挑み、これも撃破しました。また、万波奈穂四段と伊田篤史九段のペアが、鈴木歩七段と林漢傑八段の夫婦ペアに対戦し、鈴木&林組が昨年に続き連勝しました。対局中には、予期せぬ手に笑いが飛び交うなど、和やかな雰囲気でした。
ファン交流の目玉は、許家元九段と「幽玄の間」での1対1のプレミアムレッスンでした。他にも、指導碁や木部夏生三段らが囲碁の石をマージャン牌に持ち替えて楽しむ場面もありました。
対局時の真剣なまなざしとは違い、イベントでは棋士たちが様々な素顔を披露し、楽しいひとときを過ごしました。イベントを企画した星合志保四段と木部三段は、「来年もできるなら、さらにパワーアップしてやりたい」と話していました。