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優勝すれば日本人初の快挙
一力が応氏杯決勝へ

2024 年 07 月 10 日掲載

一力が応氏杯決勝へ 優勝すれば日本人初の快挙

4年に1度開催される「第10回応氏杯世界選手権」の準決勝第3局が9日、中国の寧波市で行われ、日本の一力遼棋聖が中押し勝ちしました。対戦成績は2勝1敗で、初の決勝進出を果たしました。第1局を落とした後、連勝しての快挙です。

一力遼棋聖は試合後、「序盤から前例のない展開でしたが、難しい戦いがずっと続きました。全体的に自分の力を出し切ることができたかなと思います。1局目は見せ場のない負け方でしたが、切り替えて2局目、3局目をどうやっていこうかなと思っていたので、結果を出すことができてうれしく思います」と語りました。

一力が応氏杯決勝へ 優勝すれば日本人初の快挙

決勝進出を果たした一力遼棋聖の相手は、中国の謝科九段。「謝科さんには前回の応氏杯準決勝でやられているので、そのリベンジをする気持ちで頑張りたいと思います」と話していました。

決勝は5番勝負で、最初の2局は来月に予定されています。一力遼三冠は初めての決勝進出で、優勝すれば日本人初の快挙となります。

一力が応氏杯決勝へ 優勝すれば日本人初の快挙

決勝戦は五番勝負で、優勝賞金は40万ドル(約6400万円)です。日程は8月12日、14日(重慶)、10月24日、26日、28日(福州)に行われます。