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第49期名人戦リーグ
余が5連勝、志田は陥落

2024 年 05 月 09 日掲載

第49期名人戦リーグ 余が5連勝、志田は陥落

第49期名人戦リーグ(朝日新聞社主催)は9日に行われ、余正麒(よ・せいき)八段が志田達哉八段に黒番中押し勝ちして、負けなしの5連勝となりました。この結果、一力遼棋聖と同星首位に並びました。一方、敗れた志田は白星なしの6連敗でリーグ陥落が確定しました。

試合は異なる事情を抱えながらも、熱戦となりました。序盤から石と石が接触する白兵戦が繰り広げられ、中盤で余が志田の見ていなかった痛烈な決め手を放ち、一瞬で勝負を決めました。特に下辺の白の大石が生死を左右する本コウとなり、志田は盤上を4分間見つめてそのまま手を下さず、投了しました。

首位の一力と余はともに残り3戦を戦います。7月の直接対決を前に、余は6月に関航太郎九段(1勝3敗)と、一力は許家元九段(4勝2敗)と対局します。関と許はともに残留争いの渦中におり、激しい戦いが予想されますね。

成績表:

第49期名人戦リーグ 余が5連勝、志田は陥落