2024 年 04 月 20 日掲載

1988年に創設された伝統の世界戦、第10回応氏杯世界選手権(主催・中国囲棋協会、台北応昌期囲棋教育基金会、上海市応昌期囲棋教育基金会)の予選1回戦が4月20日、インターネット対局で行われました。応氏杯は4年に一度開催され、コミ8目(日本ルールでは7目半に相当)など独自ルールが採用されています。
56名が出場し、日本からは12名が対局に臨みました(フィトラ・ラフィフ・シドキ二段は東南アジア代表として出場)。結果は一力遼九段、井山裕太九段、山下敬吾九段、関航太郎九段、上野愛咲美女流名五段が勝利を収めました。勝った5名は、本戦入りをかけて明日21日の2回戦に臨むことになります。
以下は予選1回戦の結果です(左が勝者、△は先番、コミは応氏ルールによるもの):
一力 遼九段(日本):白中押し勝ち △王 元均九段(中華台北)
△楊 鼎新九段(中国):黒中押し勝ち 芝野虎丸九段(日本)
△井山裕太九段(日本):黒中押し勝ち 簡 靖庭七段(中華台北)
△山下敬吾九段(日本):黒11目勝ち 党 毅飛九段(中国)
関航太郎九段(日本):白7目勝ち △羋 昱廷九段(中国)
△許 嘉陽九段(中国):黒中押し勝ち 許 家元九段(日本)
彭 立尭八段(中国):白中押し勝ち △余 正麒八段(日本)
李 欽誠九段(中国):白中押し勝ち △本木克弥八段(日本)
李 軒豪九段(中国):白3目勝ち △佐田篤史七段(日本)
丁 浩九段(中国):白中押し勝ち △広瀬優一七段(日本)
上野愛咲美五段(日本):白中押し勝ち △盧鈺樺四段(中華台北)
また、日本選手の予選2回戦の組み合わせは以下の通りです:
一力 遼九段 ― 屠暁宇八段(中国)
井山裕太九段 ― 元晟溱九段(韓国)
山下敬吾九段 ― 金眞輝七段(韓国)
関航太郎九段 ― 彭立尭八段(中国)
上野愛咲美五段 ― 朴廷桓九段(韓国)