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第48期棋聖戦
棋聖就位式

2024 年 04 月 17 日掲載

第48期棋聖戦 棋聖就位式

仙台市出身の一力遼棋聖(26)が第48期棋聖戦(読売新聞社主催)の7番勝負で優勝し、三冠(本因坊、天元、棋聖)に輝きました。就位式は16日、東京都内のホテルで行われ、一般参加者ら約120人が出席しました。

第48期棋聖戦 棋聖就位式

井山裕太王座は壇上で一力棋聖を祝福し、平田智也八段は「(カープファンですが)巨人を応援し、(父がキリン勤務だが)モルツを飲んで結果がついてきた」と話し、会場は笑いに包まれました。

一力棋聖は3連覇を達成したことについて、「今期の7番勝負は一進一退で、最後は運が良かったかなというのが正直なところだ。自分の足りないところが見つかり、自分にとって成長できたシリーズだった」と謝意を述べました。

村岡彰敏・読売新聞東京本社社長からは、正倉院宝物の金銅鳳形裁文を写した鳳を刻み込んだ純銀製の棋聖大賞メダルと、賞金4300万円の目録が贈られました。主催者代表である村岡彰敏社長は、「幾度となくタイトル争いを演じてきた2人が最高位の棋聖戦で再び相まみえ、2年前と同様にフルセットの大熱戦を繰り広げた」と評価しました。一力棋聖には日本棋院から允許(いんきょ)状が手渡されました。