一力が名人リーグ開幕5連勝
2024 年 04 月 04 日掲載
第49期名人戦リーグは折り返し地点の第5ラウンドに突入しました。4月4日には一力遼棋聖と志田達哉八段の対局が日本棋院東京本院で行われました。
一力遼棋聖はここまで土つかずの4連勝で絶好調です。一方、志田達哉八段は4連敗を喫しており、残留に黄信号が灯っています。
両者の戦いは今期のリーグ戦で明暗が分かれていましたが、一力遼棋聖はその調子のまま序盤からリードを保ち、完勝しました。彼は開幕5連勝を決めました。ただし、挑戦権争いはまだまだわからない状況です。第5ラウンドで4勝0敗の余正麒八段がすぐ後についています。今期リーグの天王山となる一力と余の直接対決は7月に行われる予定です。
リーグ首位の井山裕太王座は1勝2敗(1手空き)、山下敬吾九段は2勝1敗(1手空き)、許家元九段は2勝2敗、関航太郎九段は1勝2敗(1手空き)、張栩九段は0勝3敗(1手空き)、富士田明彦七段は2勝2敗となっています。