辻華三段が棋聖戦予選敗退
2024 年 03 月 08 日掲載
第49期の棋聖戦FTで、辻華三段が白番で安斎伸彰八段と対戦しました。安斎伸彰八段が黒番で4目半勝ちを収めました。辻華三段は前半盤で大きな優勢を築りましたが、中盤の戦いで連続の緩手を打ち、安斎伸彰八段に逆転されました。
第79期本因坊戦はトーナメント形式に変更されました。結城聡九段と余正麒八段の一戦が関西棋院で行われ、結城が勝利しました。結城は本因坊戦リーグに通算9期、余は7期在籍しています。これで1回戦が終了し、ベスト8が揃いました。
第49期新人王戦もトーナメント形式で進行中です。西岡正織四段と今分太郎三段の一戦が日本棋院中部総本部で行われ、今分が制し、2回戦へ進出しました。
第3回テイケイグループ杯レジェンド戦が先週に開幕しました。片岡聡九段と宮沢吾朗九段の一戦が行われ、片岡が勝利しました。片岡は天元を連覇するなど活躍したレジェンドであり、宮沢は七大タイトルこそ手にしていないものの、新人王2期獲得やリーグ在籍などの実績があります。棋風は、堅実派の片岡と剛腕の宮沢と対照的です。次戦では二十四世本因坊秀芳と小山栄美七段の勝者と対決します。
第49期の碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)の本戦トーナメントが着々と進行しています。3月7日には、芝野虎丸名人と大橋成哉七段、および山下敬吾九段と鶴田和志六段の2局が日本棋院東京本院で行われ、結果は芝野と鶴田が勝利し、ベスト8に進出しました。