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一力遼碁聖が好発進
名人戦リーグが開幕

2020 年 12 月 03 日掲載

名人戦リーグが開幕 一力遼碁聖が好発進

第46期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)が3日開幕した。出場9人の総当たり戦。8月までの長丁場で井山裕太名人への挑戦権を争う。

出場者は序列順に(1)芝野虎丸王座(2)一力遼碁聖(3)河野臨九段(4)許家元八段(5)羽根直樹九段(6)山下敬吾九段(7)余正麒八段(7)本木克弥八段(7)安斎伸彰七段

出場9人のうち「令和三羽ガラス」の前名人・芝野と一力、許ら20代が5人と過半数を占める。これまで上位棋士は「平成四天王」など有力棋士で固められてきたが、若手の台頭で顔ぶれは激変した。

「戦国リーグ」の開幕戦は、優勝候補本命の前期2位の一力が初リーグの兄弟子の安斎を破り、初挑戦に向けて好スタートを切った。

一力は前期、7勝1敗の好成績ながら唯一敗れた井山が全勝優勝し、挑戦権を逃した。1敗者がプレーオフにも出場できなかったのは名人戦史上初。今期にかける思いは強い。