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第44期棋聖戦七番勝負第6局
井山棋聖が棋聖戦8連覇達成

2020 年 03 月 06 日掲載

第44期棋聖戦七番勝負 井山棋聖が棋聖戦8連覇達成

第44期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)、井山裕太棋聖と挑戦者・河野臨九段の第6局が5日から甲府市の「常磐ホテル」で行われ、井山棋聖が262手までで白番3目半勝ちし、シリーズ4勝2敗で棋聖位を防衛した。

井山棋聖はこれで棋聖戦8連覇を達成、小林光一名誉棋聖が持っていた棋聖戦の連続防衛記録に並ぶとともに、すでに史上1位だった七大タイトル獲得数を47に更新し、本因坊、天元と併せて三冠を維持した。棋聖戦の優勝賞金は4500万円。

井山棋聖は大阪府出身。石井邦生九段門下で2002年にプロ入りした。16、17年の2度にわたって七大タイトル全てを獲得する「七冠」を達成し、18年には囲碁界で初めての国民栄誉賞に輝いた。

井山棋聖の話「(8連覇は)記録の上で小林先生に並ぶことができ、『よくできたな』という感じです。4局目、5局目も含め、まずい手も多かったので、何とか結果を残せたのは運が良かったです」