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張栩元五冠の長女がプロ入り
初の親子4代囲碁プロ誕生

2020 年 02 月 08 日掲載

初の親子4代囲碁プロ誕生 張栩元五冠の長女がプロ入り

8日、女流特別採用試験の最終戦を東京・千代田区の東京本院で行い、中学2年の張心澄(ちょう・こすみ)さんが7勝1敗のトップとなり合格。同院初となる親子4代での棋士が誕生することになった。

対局後の会見で張さんは「難しい碁でしたが、焦りなどはありませんでした。今まで応援してくださった人たちに感謝の気持ちを伝えたいです」と静かな口調の中に喜びをにじませた。“4代目”となることについては「たくさんの方に教えていただいていたので…」と、身内の助けを棋力アップにつなげられたとした。

張さんは、2009年に史上初めて5冠を獲得した台湾出身の張栩九段と05年に女流初のグランドスラムを達成した小林泉美六段の長女。母方の祖父母である小林光一名誉3冠、小林礼子七段、曽祖父の木谷実九段も含め全員が棋戦優勝経験者で、合計タイトル数は125に上る。同席した父の張九段は「運良く勝ち抜けることができたが、まだ弱い」と厳しい言葉の一方「1~2年前と比べると急に伸びてきた」と優しいまなざしも向けた。

今後は審査会・常務理事会の承認を経て、4月1日付で入段(プロ入り)する。今後対局したい棋士を聞かれた張さんは「特にいませんが、もっと強くなりたいです」と話した。