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第44期棋聖戦七番勝負第2局
井山が2連勝

2020 年 01 月 21 日掲載

井山が2連勝 第44期棋聖戦第2局

第44期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)、井山裕太棋聖と挑戦者河野臨九段の第2局が20日から埼玉県川越市の「蓮馨寺」で行われ、21日午後6時25分、井山棋聖が198手までで白番中押し勝ちし、シリーズ2連勝とした。

序盤、左辺で白の実利と黒の模様という分かれになった本局、井山棋聖は下辺の白の大石を強化しつつ右辺の黒模様を削減し、主導権を握った。河野九段は右辺から中央にかけて戦いを仕掛けてチャンスをうかがったが、井山棋聖が冷静に読み切り、難局を制した。

井山棋聖の話「流れは悪くないと思っていたが、中盤の重要な所で見損じがあるなど、反省点も多い。これからも大変な戦いが続くので、いい内容の碁を打ちたい」

河野九段の話「1日目から悔いのあり過ぎる碁だった。(3局目は)少しでもいい状態でベストを尽くしたい」

第3局は2月1、2日に長崎県西海市の「オリーブベイホテル」で行われる。