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第44期碁聖戦第5局
羽根が碁聖位奪取

2019 年 08 月 23 日掲載

第44期碁聖戦 羽根が碁聖位奪取

碁聖戦五番勝負第5局が23日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、挑戦者の羽根直樹九段が許家元碁聖に白番中押し勝ちし、3勝2敗でタイトルを奪取した。羽根の七大タイトル獲得は2011年の碁聖以来8年ぶり。

羽根は中部総本部所属。張栩名人らと「平成四天王」のひとりに数えられ、00年代に名人と並ぶタイトルの棋聖、本因坊を獲得するなど活躍したが、井山裕太・現四冠に碁聖を奪われた12年以降、七大タイトルから遠ざかっていた。終局後、「シリーズを通して出来不出来があったが、最後に力を出し切れてよかった」と話した。

許は昨年、七大タイトルを独占していた井山から碁聖位を奪ったが、連覇はならなかった。