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全国高校選手権県代表経験者
視覚障害者の中丸さん、アマ都大会に出場
2019 年 04 月 08 日掲載

アマチュア強豪で視覚障害者の中丸仁(なかまるひとし)さん(42)が7日、東京・市ケ谷の日本棋院で開かれた朝日アマ名人戦東京都大会に出場した。
熊本県荒尾市出身の中丸さんは10歳で父に勧められて囲碁を始めた。全国高校選手権県代表にもなったが、病気で徐々に視力が落ち、23歳ごろには盤面が見えなくなった。視覚障害者用の特製碁盤があると知って、好きな囲碁を続け、今では全国視覚障害者囲碁大会で10回以上の優勝を誇るアマ高段者になった。
視覚障害者用の碁盤は手で触って盤面を把握できるよう線が立体的で、石の裏の切れ目をはめて盤面に固定する。黒石の表面にある突起で碁石の白黒を判別する。視覚障害者の大会では通常、縦横の線が少ない9路盤を使うが、この日は19路盤が使われた。
中丸さんは頭の中で棋譜を描きながら対局。囲碁経験者の妻由紀さんが中丸さんの手を取って相手の着手を教え、時計を押すなどサポートした。2敗して2日目に進むことはできなかったが、中丸さんは「強い人、初めての人と打つことはとても楽しかった。これからはアマ本因坊戦などどんどん一般大会に挑戦していきたい」と笑顔を見せていた。