第74期本因坊戦挑戦者
2019 年 04 月 05 日掲載
本因坊文裕(29)への挑戦者を決める第74期本因坊戦リーグ(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催)の最終7回戦が5日、東京都千代田区の日本棋院で一斉に打たれ、首位の羽根直樹九段(42)が山下敬吾九段(40)に敗れた。挑戦者決定は、5勝2敗で並んだ羽根と芝野虎丸七段(19)、河野臨九段(38)の3人によるプレーオフに持ち越された。
最終戦で、芝野は黄翊祖八段(31)を降し、河野は一力遼八段(21)との同率対決を制し、2敗を守った。
プレーオフは、まずリーグ序列が下位の羽根と河野が8日に対戦。その勝者が10日に上位の芝野と戦い、挑戦者を決める。
今期リーグは6回戦終了時点で、4人に挑戦の可能性が残る混戦となっていた。挑戦者決定プレーオフの実施は、2014年の第69期以来5年ぶり。3人のプレーオフは、06年の第61期以来13年ぶりとなる。
一方、来期リーグへの残留を決めたのは、羽根に加え、山下と芝野、河野の4人となった。