小6の栁原咲輝さん準優勝
第37回ワールドユース選手権の決勝が31日、インターネット対局で行われ、白番の栁原咲輝(やなぎはら・さき)さん(11)=東京都=は韓国代表の金河潤さん(10)に3目半差で敗れ準優勝となり、女性では初の世界一を逃した。
栁原さんは「勝てば女子で初の優勝は知っていたので気合が入っていた。悔しいです」と話した。今大会にはアジアや欧州を中心に16人が出場。準決勝では中国のプロ棋士、尹成志初段(11)を破っていた。
3歳で囲碁を始めた栁原さんは、9歳だった令和2年7月に日本棋院の院生になりプロを目指している。今年初めの女流特別採用試験は2位で、プロ入りがお預けになっていた。小学生最後の夏休みも1日約10時間を囲碁の勉強に費やしており「入段したいです」と目前の目標を力強く宣言した。
日本勢では第30回(2013年)大会で当時11歳の関航太郎現天元(20)が初優勝、第25回(2008年)には8歳だった一力遼現棋聖(25)が準優勝している。優勝者には中国の常昊九段、古力九段や韓国の朴永訓九段、朴廷桓九段ら後にプロの国際棋戦を制する棋士を輩出している。
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